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機能強化した調和CSR対応設計支援ソフトウェアの最新版を公開:CADニュース
日本海事協会は、IACSのばら積貨物船と油タンカーのための共通構造規則に対応した調和CSR対応設計支援ソフトウェア の最新版「PrimeShip-HULL Ver.6.0.0」を公開した。算式計算ソフトと直接計算ソフトの機能が強化されている。
日本海事協会は2019年2月12日、調和CSR対応設計支援ソフトウェアの最新版「PrimeShip-HULL(HCSR) Ver.6.0.0」を公開した。
同ソフトウェアは、IACS(国際船級協会連合)のばら積貨物船と油タンカーのための共通構造規則(Common Structural Rules for Bulk Carriers and Oil Tankers)に対応している。
Ver.6.0.0では、算式計算ソフトと直接計算ソフトの機能を改良した。算式計算ソフトでは、計算書作成機能を強化し、複数断面の計算書を一括作成できるようにした。これにより、計算書の内容を断面ごとや計算項目ごとに並べるなど、出力項目を詳細に設定可能になった。2D CAD連携機能も強化されており、貨物区域外の断面や、船首尾部を含めた全船の2D CAD図面を取り込むことができる。
直接計算ソフトには、新たに「ズーミング解析機能」を実装。これは、船体ホールドモデルから切り出した部分モデルのみを用いて、構造の検討や解析をするものだ。
さらに、メッシュ詳細化システムを強化して、メッシュの品質を高めた。この機能強化により、詳細なメッシュの埋め込みが困難な構造に対しても高品質なメッシュが作成可能になった。
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