キヤノンが1位、技術職の残業が少ない企業:キャリアニュース
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が「技術職の残業が少ない企業ランキング」を発表。トップ3は「キヤノン」「シャープ」「トヨタ自動車」で、1位の「キヤノン」は1カ月の平均残業時間が12.3時間だった。
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は2019年1月に「技術職の残業が少ない企業ランキング」を発表した。調査対象は「日経業界地図 2018年版」に記載があり、対象期間中(2017年4月1日〜2018年3月31日)にキャリコネに技術職のユーザーから給与や残業の情報が10件以上寄せられた企業。「技術職の残業が少ない企業ランキング」の1位は、1カ月の平均残業時間が12.3時間の「キヤノン」だった。
ランク入り企業の多くが「基本は残業禁止」
キヤノンに寄せられた口コミには、「研究開発部門や事務系の部門は、(残業が)ほとんどないイメージ。開発部門は月平均20時間程度。残業しても残業代が出る」(研究開発)、「残業は極めて少ない。設計開発系を除き、基本的には残業できない」(技術関連職)といったものがあった。
2位は「シャープ」(平均残業17.5時間/月)。「(自分の部署は)基本残業禁止で、定時で皆帰宅する。管理職も帰宅が早い」(研究開発)、「残業は月30時間程度、休日出勤はしたことがない」(工業デザイナー)といった口コミが寄せられている。
3位は「トヨタ自動車」(同21.4時間)。口コミには「残業時間は年間360時間で抑えるよう指示される。年休は非常に取りやすい」(研究開発)、「非管理職の労務管理は厳しく、無制限に残業できない。休日出勤する場合は、平日への振替休日か残業へのカウントを選べる。年休100%消化も必達」(生産、製造技術)などがあった。
4位の「パナソニック」(同23.1時間)には、「残業をなるべく減らすような取り組みにより、上司も率先して早く帰っている。研究所は働く時間に関して比較的本人に裁量があり、ほとんど残業しない人や30時間程度する人がいる。休日出勤した場合は、平日に代休を取る制度になっている」(研究開発)、「20時以降に仕事をする場合の申請に手間がかかるため、無駄な残業がない。休日出勤は基本ない」(研究開発)といったコメントが寄せられた。
5位は「SUBARU」(同23.8時間)。口コミには「残業は、自分である程度調整可能で、自分の部署では月30時間前後の人が大部分。休日出勤は、絶対に代休を取らされる」(研究開発)、「残業時間は制限されている。休暇も比較的取得しやすく、休日出勤も少ない」(研究開発)といったものがあった。
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