検索
連載

日本のモノづくりはこれからも強くいられるか3D設計推進者が見た中国製造業とデジタル変革(4)(2/3 ページ)

「世界の工場」と呼ばれる中国であり、また世界有数の国際都市である上海の虹橋において「第20回 中国国際工業博覧会(CIIF2018)」が2018年9月19〜23日に開催された。会場周辺で、ダッソー・システムズ(Dassault Systemes、以下「ダッソー」)は、同年9月19〜20日まで「Manufacturing in the Age of Experience」を開催した。筆者は、ダッソーユーザーとして、また3D CAD推進者であり、製造業にかかわる一人としてそこに参加した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

中国船舶重工集団公司(CSIC)

 CSICは、傘下に造船および舶用機器の製造企業を持つ国有企業だ。「知能制造系統」とあるように、IoT、AIを用いた製造に関する展示が行われていた。工場環境はデジタル化され、製造の最適化が行われていく。クラウドシステムのハードウェアに関しても展示があった。


中国船舶重工集団公司(CSIC)の展示

AIによる製造管理の展示

中国電子科技集団(CETC)

 中国電子技術集団は、国有の大規模なハイテク企業グループである。このツアーで紹介されたものとしては、IoTを主要産業の1つとして行っていることである。この企業グループの中で作られていく製品も、IIoTによって最適化されていくものだと感じた。


中国電子科技集団(CETC)展示会場

中国航天科技集団有限公司(CASC)

 宇宙航空産業、防衛産業、機械・化学工業・電気通信・輸送などのハイテク産業を手掛ける国有企業である。Manufacturing in the Age of Experienceでは、CASCの傘下にある北京神舟航天軟件技術有限公司(SENRUAN)CUSTOMER の事例講演があった。


中国航天科技集団有限公司(CASC)展示会場

ちょっとホッとする? 日本企業の出展

 ダッソーが組んでくれた見学ツアーとは別で、個人的に日本企業の出展を中心に見学した。中国の展示会会場で日本人と会えるとホッとするものだ……。


日系企業が多く集まる会場

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る