3D手術映像を4K解像度で表示、31.1型手術・内視鏡用モニター:医療機器ニュース
EIZOは、4K UHD解像度の31.1型3D手術用液晶モニター「CuratOR EX3141-3D」を発表した。フルHDの4倍に相当する、高解像度4K UHD(3840×2160ピクセル)表示を立体視できる。
EIZOは2018年10月9日、31.1型の3D手術用液晶モニター「CuratOR EX3141-3D」を発表した。フルHDの4倍に相当する、高解像度4K UHD(3840×2160ピクセル)表示を立体視できる。販売開始は同年11月12日の予定で、オープン価格となる。
同社の手術・内視鏡用モニターとしては、初の4K/3Dモデルとなる。高解像度4K UHDに加え、優れた発光効率のLEDバックライト搭載パネルを採用し、高輝度450cd/m2を可能にした。これらの特徴により、4K/3D内視鏡や手術顕微鏡カメラシステムからの3D映像を、奥行き感・立体感まで高精細に再現できる。
また、画面の映り込みを和らげるため、液晶パネルと表面の保護ガラスを貼り合せるオプティカルボンディング加工を施した。これにより、外光が空気層やガラスを透過する際に発生する光の屈折率の差を最小限に抑えた。照明が明るい手術室で使用する場合でも、コントラスト比の低下を防ぎ、高い視認性を確保する。
インタフェースは、12G-SDI(BNC)、DisplayPort 1.2、HDMIに対応。12G-SDI端子を搭載したことで、ケーブル1本で映像信号を伝送できる他、30mの長距離伝送にも対応する。端子にロック機構がないHDMIは、モニター側にロック機構を搭載するなど、端子が抜けることを防止し、安定して接続できる。
前面を保護ガラスで覆ったフルフラットデザインで、防塵・防水等級はモニター前面でIP45、全体でIP32となっている。角のない丸みを帯びたデザインを採用しており、移動時の医療スタッフの安全性も確保。ケーブルカバー装備でケーブル類もすっきり収納でき、安全面や衛生面にも配慮した。
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