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実験ドリブンCAEの推進を強化する、技術開発センターを開設――エステックCAEニュース

エステックは、横浜市に「エステック技術開発センター」を開設した。実験解析エキスパートとCAE解析エキスパートが同一拠点で技術課題解決に取り組み、付加価値の高いモノづくりに役立つ技術の開発を目指す。

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 エステックは2018年9月25日、横浜市金沢区に「エステック技術開発センター」を開設し、同月末より稼働を開始すると発表した。現在稼働中の実験場は新設のセンターから徒歩圏内にあるため、付帯する音響実験棟と改称した上で運用を継続する。

 エステック技術開発センターは、実験ドリブンCAEの推進を強化するために新設された。実験解析エキスパートとCAE解析エキスパートが同一拠点で情報を共有しながら技術課題解決に取り組むことで、付加価値の高いモノづくりに役立つ技術の開発を目指す拠点となる。

 同センターの1階は5区画に分かれた振動・騒音実験エリアになっている。高精度な振動計測ができる縁切り独立基礎を持つ大型埋め込み定盤を配置し、吸音材による簡易無響室構造となっている。中央の3区画は仕切り壁のない実験空間で、両端の2区画は油圧加振室と、専用モーターベンチを設置可能な大型定盤を導入した高荷重床構造になっている。2階は解析サーバとオフィス機能を備え、実験データ解析やCAEシミュレーション解析を実施する。

 同センターでは、高度な独自CAE技術開発を進めるとともに、実験解析技術とCAE解析技術の両方に精通したエンジニアの育成にも努める。

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「エステック技術開発センター」の外観 出典:エステック
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振動・騒音実験エリアの1階、解析サーバとオフィス機能を備える2階 出典:エステック
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1階に配置された大型埋め込み定盤 出典:エステック

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