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ジェネレーティブデザインって何? Fusion 360のエバンジェリストに聞いたトポロジー最適化とは何か(4)(2/3 ページ)

「Fusion 360」のジェネレーティブデザインとトポロジー最適化の違いがよく分からないので、オートデスクに行って、Fusion 360のエバンジェリストの藤村祐爾さんに会って話を聞いてきた。

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新規プロジェクトを作って、定義をする

 まず、このスタディーのための新規プロジェクトを作成します。


(出典:オートデスク)

 その上で解析に必要なジオメトリをインポートします。


(出典:オートデスク)

 で、ジオメトリのタイプを定義します。

 さて、筆者がはじめてジェネレーティブデザインのプロセスを見た時に印象深かったのは、通常、トポロジー最適化などでは、ベースの形状が決まっていてその中のどこを変更してはいけなくて、どこを設計領域とするのか、という考え方で条件を定義していきます。

 でも、ジェネレーティブデザインでは、どこを変えてはいけないかというところは同じとして、例えばアセンブリーなどを組んでいる場合などにも、どこに侵入してはいけないかという条件を与えて、それらの条件の中で自由に形をソフトウェアが考えてくれるという、さらに広い自由度をもっている印象を受けました。


(出典:オートデスク)

 どこを拘束するのか、という拘束条件の定義は解析一般のプロセスと同様ですね。


(出典:オートデスク)

 ……で、「どこに荷重がどんな荷重がどのくらいかかるのか」というところも一般的な解析やトポロジー最適化と同様です。


(出典:オートデスク)

 荷重条件については、そもそも複数の条件を考慮したかったわけなので、目的に応じたさまざまな荷重を定義していきます。


(出典:オートデスク)

 目的の設定ですが、ここは一般的なトポロジー解析における目的関数の定義と考えてよいでしょう。


(出典:オートデスク)

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