ニュース
サービス領域向けに3DコンテンツをWeb配信、HMDでのぞけるVRモードも:VRニュース
ラティス・テクノロジーは3Dデータコラボレーションツール「XVL Web3D Manager」を発表した。同社の軽量3D化フォーマット「XVL」の情報をサービスコンテンツとしてタブレット端末向けに配信できる。VR風のパースの効いたビューで3Dデータを閲覧するビュー、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)向けのコンテンツ用の3Dビューの配信機能も備える。
ラティス・テクノロジーは2018年4月11日、3Dデータコラボレーションツール「XVL Web3D Manager」を発表した。同製品は同年4月27日から販売開始する。販売価格は初期コンサルティング費用を含めて1200万円。同製品はラティス・テクノロジーによる軽量3D化フォーマット「XVL」をサービスコンテンツとしてタブレット端末向けに配信できる。
今回は、ディーラーのサービスマンや顧客などメーカーのサービス領域での活用をターゲットとする。XVLの設計データを基にパーツカタログなどを生成した後、XVL Web3D Managerを用いて配信サーバを介して、ユーザーにコンテンツ配信する。
設計データに変更があった際も、同製品を介してすぐに再配布できる。配信の際のアクセス権限などもコントロール可能だ。閲覧する側の環境は、端末やOS、ブラウザの種類に依存することなく、インターネットが閲覧可能であればよく、理解しやすく直感的な操作でデータ参照が行える。
関連記事
- 点群データと3Dデータ、PLCの制御プログラムをつなげて実現するデジタルツイン
3Dデータ軽量化フォーマットのXVLを利用したシミュレーターに、3Dスキャナーで取得した点群データを取り込んで、3Dデータの機構を実際のPLCのプログラムで動かしながら設備の仮想検証が実施できる。 - XVLと帳票で“ゆるPLM”化する、XCM 3.0を発表
軽量3D化フォーマットのXVLを設計の正式データとすることで、完全統合型のPLMシステムを入れることなく、帳票での管理を主とする既存システムも生かしてPLMの仕組みが作れる。 - 3Dデータの機構を用いてデバッグが可能なシミュレーター、設計変更の引継ぎも可能に
ラティス・テクノロジーは機械設計者向け「XVL Kinematics Suite」と制御ソフトウェア設計者向け「XVL Vmech Simulator」の新製品を発売する。3Dデータ軽量化フォーマットのXVLを利用したシミュレーターで、3Dデータによる機構の動きと、PLCなど制御ソフトウェア側のプログラムとを直接つなげて検証が行えるもので、今回は設計変更時のデータ引継ぎに対応した。 - 見える、見えるぞ! 私にも作業者の苦労が――MRと3Dヒューマンモデルで作業者の動きをリアルタイム表現
軽量化した3DモデルとMRによる仮想空間で、モーションキャプチャーによる動作の情報とヒューマンモデルを利用した検証が実施可能だ。実機試作削減に貢献できるとしている。 - 3Dのバーチャルメカがキビキビ動く! 「Vmech 6.0」
ラティス・テクノロジーの新製品「Vmech 6.0」は、マルチコア対応による大幅な性能向上をかなえた。操作性も大幅に改善。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.