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ソニーが20年ぶりの好業績、改革やり遂げた社長の平井氏は退任へ製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

ソニーは2018年度第3四半期の業績発表と併せて、現社長の平井一夫氏が会長に退き、現副社長の吉田憲一郎氏が社長に就任する社長交代人事を発表した。

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 ソニーは2018年2月2日、2018年3月期(2017年度)第3四半期(2017年10〜12月)の業績を発表。併せて2018年4月1日からの新経営体制として、現在の代表執行役社長 兼 CEO 平井一夫氏が会長に退き、代表執行役副社長 兼 CFO 吉田憲一郎氏が代表取締役社長 兼 CEOに就任する社長人事を発表した。

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握手をする現社長の平井氏(左)と新社長の吉田氏(右)

第3四半期決算も好調

 ソニーの2017年度第3四半期単独業績は、売上高が前年同期比11.5%増の2兆6723億円、営業利益が同3.8倍の3508億円、税引き前利益が同5.2倍の3431億円、四半期純利益が同15倍の2959億円という好業績を実現した。

 第1〜3四半期の累計でみても、売上高は前年同期比15.7%増の6兆5930億円、営業利益が同3.7倍の7127億円、税引き前利益が同4.2倍の6906億円、純利益が同11倍となる5076億円となり、セグメント別でも、課題としていたモバイルコミュニケーション部門を含む全部門で黒字化を実現する好結果となった。

photophoto ソニーの2017年度第3四半期決算(左)と第1〜3四半期累計業績(右)(クリックで拡大)出典:ソニー

 これらの状況を受け、2017年度の連結業績見通しは、売上高は8兆5000億円で2017年10月時点と変えていないが、営業利益は前回予想比900億円増の7200億円、税引き前利益は同900億円増の6900億円、当期純利益は同1000億円増の4800億円とした。これにより、過去最高益となった1997年度の結果を大きく上回ることが確実視される。

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ソニーの2017年度の連結業績見通し(クリックで拡大)出典:ソニー

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