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20代転職希望者の89%が、未経験の職種に「チャレンジしたい」と回答キャリアニュース

転職支援サービス「エン転職」が「未経験職種へのチャレンジ」についてのアンケート調査結果を発表した。20代転職希望者の89%が、未経験の職種に「チャレンジしてみたい」と回答。一方で、新たな挑戦に不安を感じている20代も多かった。

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 エン・ジャパンが運営する転職支援サービス「エン転職」は、2017年11月21日に「未経験職種へのチャレンジ」についてのアンケート調査結果を発表した。

 調査対象はエン転職の利用者で、8801人から回答を得た。まず「転職を機に、未経験の職種にチャレンジしてみたいと思いますか」と尋ねたところ、全体の80%が「チャレンジしてみたい」と回答した。年代別に見ると、20代の転職希望者では89%が「チャレンジしてみたい」と回答している。

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(クリックで拡大) 出典:エン転職

チャレンジしたい理由の1位は「興味のある仕事に挑戦したい」

 次に、未経験の職種にチャレンジしてみたいと回答した人を対象に、その理由を尋ねた。その結果、「興味のある仕事や新しい仕事へ挑戦したい」(72%)が最も多かった。続いて「給与を上げたい」(38%)、「専門知識やスキルを身につけたい」(29%)が挙がった。

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(クリックで拡大) 出典:エン転職

 これらのうち「今の職種にやりがいを感じない」という理由は、年代で差が出ており、全体19%に対して20代が24%、30代は17%と、20代のポイントが高くなっている。

 やりがいを感じない具体的な理由としては、「今の仕事にやりがいを感じていない自分に気付いた。未経験だが興味のある仕事をしたい」「今のままでは自分自身のモチベーションや成長が見込めない」「事務のままでは給与は上がらない」などのコメントが寄せられている。

 続いて、未経験の職種にチャレンジする上で不安に思うことを尋ねたところ、1位は「未経験から受け入れてもらえるか」(75%)。2位は「自分に合う仕事かどうかの判断がつかない」(50%)、3位は「十分な研修・教育制度があるか」(49%)だった。

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(クリックで拡大) 出典:エン転職

 年代別に見ると、20代は30代に比べ、不安を感じているポイントが多い。特に「良い人間関係が築けるか」は、20代が41%、30代33%、「残業などの勤務スタイル」は20代30%、30代が21%と差が出ている。

 「転職を機に、職種を変えたことはありますか」という質問に対しては、「ある」と全体の48%が回答。年代別に見ると20代の33%、30代の54%が「ある」と回答している。

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(クリックで拡大) 出典:エン転職

 また、未経験の職種に転職した人に、転職前と転職後の職種を尋ねた。その結果、営業系、販売・サービス系、事務系の3つで特に回答者が多かった。

 この3職種からどの職種に転職したかを見てみると、転職前が「営業系」の場合は、1位「販売・サービス系」(19%)、2位「施設管理、運輸・物流系」(14%)、3位「事務系」(13%)だった。

 「販売・サービス系」からの転職は、1位「営業系」「事務系」(同率23%)、3位「施設管理、運輸・物流系」(13%)。

 転職前が「事務系」の場合は、1位「販売・サービス系」(27%)、2位「営業系」(17%)、3位「その他」(13%)という結果だった。

 最後に、未経験の職種に転職したことがある人に、新しい職種への転職活動を進める際、あるいは実際に仕事に臨む上でやっておいて良かったことを尋ねた。その結果、「自分のできること、得意なことを整理すること」(35%)が最も多かった。続いて「スキルや知識、資格を身につけること」(33%)、「自分で可能性を狭めすぎないこと」「やりたいことを明確にしておくこと」(同率30%)となった。

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