製造業の求人数が44.1%増加――9月末のグローバル転職求人倍率:キャリアニュース
ダイジョブ・グローバルリクルーティングが、2017年9月末時点の「グローバル転職求人倍率」を発表。9月は「1.33倍」と前月比で0.16pt増加し、特に「製造業」の求人数が前月より44.1%増加していた。
バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するダイジョブ・グローバルリクルーティングは2017年11月2日、2017年9月末時点の「グローバル転職求人倍率」を発表した。
グローバル転職求人倍率は、2カ国語以上の言語でビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したものだ。2017年9月のグローバル転職求人倍率は、前月に比べ0.16pt増加し、1.33倍となった。増加の背景として、夏季休暇などがあった前月の反動で、求人数が35.2%増と大きく伸びたことが考えられる。
業種別のトップ3は、1位の「農林水産・鉱業」が8.00倍(前月比+6.28pt)、2位「医療・福祉」が5.00倍(前月比+4.33pt)、3位の「情報通信業」は2.77倍(前月比+0.92pt)だった。12業種のうち求人倍率が上昇した業種は、「製造業」「宿泊業、飲食サービス業」「建設業、不動産業、物品賃貸業」「情報通信業」「医療福祉」「学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業」「農林水産・鉱業」の7業種だった。
「製造業」で求人数が増加し、売り手市場に
求人数は、特に「製造業」で増加。前月より求人数が44.1%増え、売り手市場が鮮明になっている。その他の業種の求人数を見ると、「運輸業、郵便業」「サービス業」が前月よりわずかに減り、「電気・ガス・熱供給・水道業」は変わらず、そのほか9業種は増加している。
また、職種別では、上から「電機(電気、電子、半導体)技術系」が6.67倍(前月比+4.21pt)、「メディカル、医薬、バイオ、素材、食品技術系」が5.30倍(前月比+3.70pt)、「資産、不動産資産、不動産」は5.00倍(前月比+3.00pt)。そのほか「IT技術系」「機械(自動車、プラント、精密機器)技術系」「財務、会計」「総務、人事、法務」「マーケティング、PR」「営業」で求人倍率が2倍を超えた。
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