入社後に活躍できないミドル層の特徴は「前職のやり方を持ち込む」人:キャリアニュース
転職サイト「ミドルの転職」が「活躍できる企業の見分け方と入社後に気をつけること」についてのアンケート調査結果を発表した。入社後に活躍できないミドル層の特徴として、転職コンサルタントの68%が「前職のやり方を持ち込む」人と回答した。
エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2017年10月30日、「活躍できる企業の見分け方と入社後に気をつけること」についてのアンケート調査結果を発表した。
調査対象は、同サイトを利用する転職コンサルタント。そのうち119人から回答を得た。ミドル層が活躍できる企業には、どのような環境がある場合が多いかを尋ねたところ、「社員一人一人に裁量権がある」「中途入社の比率が高い」がともに50%で、1位となった。
次に、ミドル層が活躍できる企業はどのような業界に多いかを尋ねた。その結果、最も多かったのが「メーカー」(59%)だった。その理由には「既存社員も幅広い年代が勤務している」「技術継承における若手不足で、中高年層にもニーズがある」など、年齢や経験が生かせる業界であることが挙がった。
企業規模別で見た際に、ミドル層が活躍しやすい転職ケースは、「大手企業→中小企業への転職」(55%)が最多。続いて「中小企業→中小企業への転職」(33%)、「大手企業→ベンチャー企業への転職」(27%)だった。
入社後、活躍できないのは「前職の仕事のやり方を持ち込む」人
入社後、活躍できないミドル層の特徴を尋ねたところ、最も多かったのは、「前職の仕事のやり方を持ち込もうとしてしまう」(68%)だった。次が「転職先企業の社内ルールを軽視してしまう」「社内でのコミュニケーションを疎かにしてしまう」が同率(44%)だった。
活躍するために、入社後やっておいた方がよいことについては、「転職先企業の仕事の進め方を理解すること」(75%)が最も多かった。前職と転職先では国が違うくらいの感覚を持つのが望ましいとして「新たな国のルールを知るために情報を収集し、理解することが大切」「過去の流儀をそのまま押し通すのではなく、その企業の文化を理解して進めていくことが大事」などのコメントが寄せられている。2位は「周囲とのコミュニケーションを密に取ること」(71%)だった。
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