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3つのサイドスイッチ操作で3D作品を制作できる3Dペン:CADニュース
ワコムは、3D制作向けの筆圧対応デジタルペン「Wacom Pro Pen 3D」を発売した。3つのサイドスイッチを搭載し、3D作品制作のほとんどの工程をサイドスイッチの操作だけで仕上げることができる。
ワコムは2017年11月7日、3D制作向けの筆圧対応デジタルペン「Wacom Pro Pen 3D」を発売した。新たに3つ目のサイドスイッチを搭載し、3D作品制作のほとんどの工程を3つのサイドスイッチ操作だけで仕上げることができる。ワコムストアでの販売価格は1万1000円(税別)。一部の家電量販店でも販売する。
3つのサイドスイッチは、同社が提供するドライバの設定から、好みのツールやコマンドのショートカットを割り当ててカスタマイズできる。例えば、1つ目のサイドスイッチに右クリックショートカット、2つ目のサイドスイッチにパンやズーム機能、3つ目のサイドスイッチにタンブル(回転)機能を設定できる。2D作品の制作でも、同様に割り当て機能をカスタマイズ可能だ。
筆圧は8192レベルに対応。他に、ペンの傾き検知機能やペンの追従性の向上など、高精度な描き味と自然な使い心地を備えた。
2016年10月以降に発売したペンタブレット「Wacom MobileStudio Pro」「Wacom Cintiq Pro」「Wacom Intuos Pro」で利用できる。また、Pixologicの「ZBrush」やAutodeskの「Maya」などの3Dソフトウェアに対応。これらのソフトウェアでは、サイドスイッチにパン・ズーム、タンブル機能がデフォルトで設定されている。
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