スバルの2020年の高度運転支援システムは次世代「アイサイト」とミリ波レーダー:東京モーターショー 2017
SUBARUは「第45回東京モーターショー 2017」において、高度運転支援技術を搭載したスポーツセダンのコンセプトモデル「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT(パフォーマンスコンセプト)」を世界初公開した。
SUBARU(スバル)は「第45回東京モーターショー 2017」(プレスデー:10月25〜26日、一般公開日:10月28日〜11月5日)において、高度運転支援技術を搭載したスポーツセダンのコンセプトモデル「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT(パフォーマンスコンセプト)」を世界初公開した。
パフォーマンスコンセプトは、優れた走行性能を象徴する歴代モデルや、水平対向エンジンを核としたシンメトリカルAWDをイメージソースとし、スバルが今後も追求していく「走る楽しさ」を表現した。
「レガシィ」や、世界ラリー選手権で活躍した「インプレッサ」、現在も世界のレースで活躍する「WRX」から着想を得つつ、現在のスバル車に共通するデザイン方針「DYNAMIC × SOLID」に基づいて次世代のスポーツセダンの在り方を示す。外形寸法は全長4630×全幅1950×全高1430mmで、ホイールベースは2730mmだ。
「走る楽しさは安心に支えられている」(スバル 社長の吉永泰之氏)という考えの下、パフォーマンスコンセプトには前方監視用のミリ波レーダーと進化版のステレオカメラを組み合わせた高度運転支援技術も搭載した。高精度のGPSや地図データも採用する。
これは2020年に実用化を見込むシステムで、現行モデルに搭載する「EyeSight(アイサイト)」よりも視野角をかなり広げる点が特徴となる。カメラのハードウェアの性能向上とソフトウェアの改善によって実現する。交差点での出会い頭の衝突や歩行者の飛び出しを検知して事故を未然に防ぐことが狙いだ。
システムにミリ波レーダーを採用するのは、飛び出してくる歩行者やクルマとの距離をより確実に測定するためだ。しかし、可能な限りデバイスを増やさず、システム価格を抑えて投入する方針だ。
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