日産のビジョンを具現化――完全自動運転EV「ニッサン IMx」:東京モーターショー 2017(1/2 ページ)
日産自動車が「東京モーターショー2017」で、完全自動運転(レベル5)のコンセプトEV「ニッサン IMx」を世界初公開。着々と実現に向かっている同社のビジョン「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化するクルマだ。
日産自動車は2017年10月25日、「東京モーターショー2017」(一般公開日:2017年10月28日〜11月5日、東京ビッグサイト)のプレスブリーフィングで、完全自動運転(レベル5)のコンセプトEV「ニッサン IMx」を世界初公開(ワールドプレミア)した。
クルマが人や社会とつながって生活を豊かにする――。今回のモーターショーには、日産が提唱する“未来予想図”「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化したクルマを用意してきた。
クロスオーバースタイルのEVとなるニッサン IMxには、セレナやエクストレイルに続いて先日リリースしたリーフにも搭載している自動運転技術「プロパイロット」をさらに進化させた完全自動運転を実現。プロパイロットは「レベル2(一部自動化)」だが、ニッサンIMxは自動運転の最終段階である「レベル5」となり、ドライバーが運転に一切介在しない自動運転が可能になる。
クルマに任せてドライブできる「プロパイロットドライブモード(PDモード)」を選択すると、ニッサン IMxのステアリングはインパネ下部に格納され自動走行モードに移行。シートを深くリクライニングしてくつろぐなど、乗員全員がリラックスしたまま移動することができる。
「やはり運転も楽しみたい」と思ったら「マニュアルドライブモード(MDモード)」を選択するだけでドライバーの前にステアリングが出現。同時にリクライニングしていたシートは適切なドライビングポジションに変化し、ドライバーは好きな時に運転に戻ることができる。
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