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ソニー1Qで過去最高の営業益、ただ経営陣は危機感強める製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

ソニーは2018年3月期(2017年度)第1四半期の決算を発表。第1四半期としては過去最高の営業利益を達成した。

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ソニー 代表執行役副社長 兼 CFO 吉田憲一郎氏

 ソニーは2017年8月1日、2018年3月期(2017年度)第1四半期の決算を発表した。第1四半期の業績は、売上高は前年同期比15.2%増の1兆8581億円、営業利益は同2.8倍となる1576億円、税引き前利益は同2.6倍の1489億円、四半期純利益は同3.8倍の809億円と好調な結果を示した。

 ソニー 代表執行役副社長 兼 CFO 吉田憲一郎氏は「第1四半期の営業利益としては10年ぶりに過去最高を更新した。ただ、これには為替の好影響の他、カメラモジュール製造子会社の持ち分譲渡益、熊本地震関連の保険金受け取りなど一時的な要因がある。これらの影響を除いた営業利益は1208億円で、過去2番目の数値だ」と第1四半期の業績について述べた。

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ソニーの2017年度第1四半期連結業績(クリックで拡大)出典:ソニー

 セグメント別では、熊本地震の影響を受け、停滞していたイメージング・プロダクツ&ソリューション分野と半導体分野が大きく業績を改善。ゲーム&ネットワークサービス分野は前年同期比で大きく悪化したが、前年同期が大型タイトルにより想定以上に伸びた反動が要因で、今後も着実に利益を伸ばせる状況だという。また、市場変動の激しいモバイル・コミュニケーション分野やホームエンタテインメント&サウンド分野なども営業利益は微増となっている。

 なお、セグメントについては、第1四半期からは、電池事業の村田製作所への譲渡が2017年9月1日に決まったことから、同事業を含むコンポーネント分野を廃止している※)

※)関連記事:ソニーが村田製作所に電池事業を売却――一般消費者向け製品は維持

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ソニーの2017年度第1四半期のセグメント別連結業績(クリックで拡大)出典:ソニー

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