上場企業の時給ランキング2017――1位は時給7682円:キャリアニュース
企業リサーチサイト「Vorkers」が「上場企業の時給ランキング2017」を発表。M&Aアドバイザリー会社の「GCA」が時給7682円で1位を獲得した。また、トップ10の企業は全て時給が5000円を超えた。
企業リサーチサイト「Vorkers」は2017年6月13日、「上場企業の時給ランキング2017」を発表した。
調査対象は、集計期間(2014年1月〜2017年5月)にVorkersへのレポート回答が5件以上ある上場企業1645社。「時給」は、有価証券報告書に記載されている平均年収を、各社の月間標準労働時間(標準労働時間×20日とする)とVorkersに投稿されている月間平均残業時間から算出した年間勤務時間で割った金額となる。なお、純粋持株会社はランキングから除かれている。
ランキング1位を獲得したのは、M&Aアドバイザリー会社の「GCA」。時給7682円と7000円台をマークしたのは同社のみだった。GCAはトップ30の中で月間平均残業時間も73.6時間と最も多く、平均年収は2154万円となっている。同社は近年、東京電力と中部電力のアライアンス創設、日立製作所と三菱重工業による事業統合、伊藤忠商事とタイ最大のコングロマリットとの資本業務提携といった大型案件を手掛けている。これが平均年収の高さに反映されているようだ。
トップ30社の平均時給は、東京都最低賃金の約5.5倍
2位は「キーエンス」で時給6548円(平均年収1777万円)、3位「三菱商事」は時給6368円(平均年収1446万円)。4位以下の時給は「ファナック」が6361円、5位「三井物産」が6296円、6位「伊藤忠商事」6025円、7位「三菱地所」5650円、8位「住友商事」5539円、9位「ジャフコ」5429円、10位が「丸紅」で5394円となっている。
トップ10の企業は全て時給が5000円超えとなり、10位以内に総合商社5社がランクインしている。なお、トップ30の平均時給は5134円。これは東京都の最低賃金(時給)932円の約5.5倍の金額にあたる。
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