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サウンドミドルウェアの提供に合わせ、ソフトウェアIP/製品の名称を統一:組み込み開発ニュース
アクセルは、ゲーム向けサウンドミドルウェア「C-FA」の提供を開始するとともに、ソフトウェアIPやミドルウェア製品の名称を「AXIP」と総称して提供していくと発表した。
アクセルは2017年4月25日、ゲーム向けサウンドミドルウェア「C-FA」の提供を開始した。併せて、同社のソフトウェアIPやミドルウェア製品の名称を「AXIP」と総称し、提供していくことを発表した。当面は、C-FAとムービーミドルウェア「H2MD」の2製品をAXIPの名称で提供する。
C-FAは、ゲーム向けに開発されたサウンドミドルウェア。ゲームアプリなどで使用される音声コーデックと同等の音質で再生しても、CPU負荷を半分ほどに抑えることができる。さらに、シーク再生やループ再生の際に発生するギャップを抑え、圧縮したストリーム状態からでも低遅延で再生可能だ。
H2MDは、PCやスマートフォンのブラウザで再生可能なムービーミドルウェア。JPEGやPNGをCanvasへ合成し、動画を再生する。Motion JPEGなどの静止画連番に比べて、ファイルサイズを大幅に削減できる。
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