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無償2D CAD「DraftSight 2017」、画面表示とポリラインの編集機能を改良:CAD読み物(1/2 ページ)
今回は、ダッソーの無償2D CAD「DraftSight 2017」の機能改善のハイライトと、有償版の新規機能を紹介します。
本記事は、CADを快適な環境で使ってもらうソリューション専門街「CADJapan.com」から転載しています。
ダッソーの2D CAD「DraftSight 2017」が登場
「DraftSight」とは、DWGファイルを作成・編集・閲覧ができる無償2D CADです。2D図面の作成、.dwgと.dxfの更新とメンテナンス、PDFファイルの作成、.dwgまたは.dxfファイルフォーマットでの企業間ファイル交換などを行えます。今回は、その最新版である「DraftSight 2017」の機能の強化ポイントを紹介します。
パレットの自動非表示で作業領域を広く使える
ポインタをパレットから離すと、自動的にパレットを非表示に。非表示にされたパレットのタイトルバーにポインタを移動するとパレットが展開されるようになり、作業領域を広く使えるようになりました。
柔軟にポリラインの編集ができる
ポリラインの編集機能が改良され、より柔軟な編集できるようになりました。
DraftSightの有償版も機能強化
有償版(※)ではJIS規格を含むToolboxやブロックの管理・挿入が容易な設計リソースなどの機能を利用できます。また、次のような機能が強化されています。
※DraftSight Enterpriseパッケージ:1ライセンス6万円、5ライセンスから購入可能
- 寸法間にオフセット距離を指定できる。
- エンティティと重なり合う寸法線を自動で分割したりして、見やすく高品質な図面を作成。
- 手間がかかっていたエンティティのレイヤー移動、曲線間のセンターライン作成、パスに沿ったパターン、コマンドの入力が簡単に。
- DGNファイルのインポート・アタッチにより、DGN図面から情報を取り込める。
- 図面内のテーブルをExcelにエクスポートし、製品の構成情報の流用ができるように。
寸法分割
図面をより明確にするために、寸法がほかの図面エンティティと交差しているときに寸法線にギャップを作成します。
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