転職理由の1位は「会社の考えや風土が合わない」――30%が回答:キャリアニュース
転職求人サイト「ミドルの転職」が「転職理由」についてのアンケート調査結果を発表。転職の理由やきっかけとして最も多かった回答は「会社の考えや風土が合わない」だった。また、年代によって転職の理由や不安要素に違いが見られた。
エン・ジャパンが運営する転職求人サイト「ミドルの転職」は2017年1月30日、「転職理由」についてのアンケート調査結果を発表した。
調査対象は35歳以上の同サイトユーザー。そのうち622名から回答が寄せられた。
転職をしようと思った理由やきっかけについて尋ねたところ、最も多かった回答は「会社の考え・風土が合わない」(30%)だった。2位は「職場の人間関係がよくない、上司や同僚と合わない」と「会社の将来に不安がある」だった(同率23%)。
これを年代別に見ると、30代は他の年代に比べ「キャリアアップのため」「給与に不満がある」「待遇・福利厚生に不満がある」「仕事の幅を広げたいため」の割合が多い。また、50代は「会社都合(リストラ・事業縮小など)」が22%と、30代/40代(いずれも12%)よりも高く、会社の経営状況や外部環境から転職を余儀なくされるケースがあることがうかがえる。
20代のころと比較した、転職理由の変化についても質問した。その結果「(変化を)感じる」が総計の64%を占めた。「感じる」はどの年代でも高く、特に50代が68%と他の年代より高くなっている。
年齢や経験・スキルが転職を考える上での不安に
ミドル層が転職を考える上で不安に感じることとしては、「年齢について」(30%)と「これまでの経験・スキルが通用するのか」(30%)が多く挙がった。特に30代は、経験・スキルが通用するかを35%が案じている。50代で最も多かった不安は「年齢について」だった(38%)。
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