2016年冬の賞与額実態調査――0円から200万円以上まで格差目立つ結果に:キャリアニュース
総合転職情報サイト「マイナビ転職」が「2016年冬の賞与に関する実態調査」の結果を発表した。賞与支給額は「20万円台」「30万円台」が最多。また「0円」が16.7%いる一方で「200万円以上」も10.4%と、賞与額に格差が見られた。
マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は2017年1月24日、「2016年冬の賞与に関する実態調査」の結果を発表した。
調査対象は、転職意向のある25/30/35歳の正社員480人(各年齢160人)。2016年の冬の賞与額を尋ねたところ、支給された中では「20万円台」と「30万円台」が同率12.5%で最多となった。「0円(支給されてない)」は16.7%となっており、2割弱が冬の賞与を支給されていないと回答した。「0円」を従業員数別にみると、「60人未満」では33.3%、「60〜299人」18.8%、「300人以上」6.4%となっており、従業員数により差が見られた。
一方で、賞与が「200万円以上」との回答も10.4%あった。10%を超える回答は「0円」「20万円台」「30万円台」「200万円以上」で、賞与額の格差が目立つ。なお、全体の平均値は72万円、中央値は36万円だった。
次に、前年(2015年)と比較した冬の賞与額を尋ねた。その結果、最多の41.9%が「前年と変わらない」と回答。「前年よりも増加した」(大幅に増えた/やや増えたの合計)は21.2%だった。「やや減った」「大幅に減った」「前年も今年も冬の賞与はなかった」の合計は30.4%で、「増加した」を上回っている。
「前年より大幅に減った」を従業員数別に見ると「60人未満」が15.5%と最も高かった。「60〜299人」は10.3%、「300人以上」は6.8%。従業員規模の小さい企業ほど、賞与額を抑える傾向が見られる。
転職を思いとどまる賞与額は100万〜199万円
「転職を思いとどまる賞与額」を尋ねると「100万〜199万円」(18.3%)がトップとなった。希望額の平均値は112万円、中央値60万円で、実支給額の平均値72万円、中央値36万円と比べ、1.5倍ほど高い賞与額を希望していることが分かった。
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