連載
地味にスゴイ! プリント基板の実装品質を左右するメタルマスク:ママさん設計者の「モノづくり放浪記」(6)(3/9 ページ)
ファブレスメーカーのママさん設計者が、機械系モノづくりの“生”現場を渡り歩き、ありとあらゆる加工の世界を分かりやすく解説していく連載。今回紹介するのは高密度実装基板用のメタルマスクの製作を得意とするイトウプリント。部品実装の品質を大きく左右するメタルマスクの製作工程を見ていく。
こちらが完成したメタルマスクです。機密保持のため接写は出来ませんが、対象は高密度実装基板です。そのため開口部はあまりにも微細で、この写真ではよく見えません。
メタルマスクの枠は、通常厚さ30mmのものが多く用いられますが、版の数が増えてくると収納棚がすぐいっぱいになってしまい保管場所に困ることがあります。
こちらが、同社独自開発の「省スペースワンタッチフレーム」。厚さは10mmのコンパクトさです。単純計算で、通常の3倍収納できることになります。
さらに薄い5mmのフレームも用意されています。
次の現場はシルク印刷工程です。「印刷業」である同社では、版支給でのシルク印刷も行っています。
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