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海外勤務――赴任先にかかわらず受け入れるという人が昨年に比べ減少キャリアニュース

転職支援サイト「ミドルの転職」が、海外勤務についての調査結果を発表。海外勤務の辞令を「赴任先にかかわらず喜んで受け入れる」と回答した人は昨年に比べ減少し、「拒否する」が増加していた。

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 エン・ジャパンが運営する転職支援サイト「ミドルの転職」が海外勤務についての意識調査を実施。2016年10月21日にその結果を発表した。調査対象は35歳〜59歳の同サイト利用者で、そのうち208名から回答を得た。

 まず、在職している会社から海外勤務の辞令を受けたらどうするかを尋ねたところ、「赴任先にかかわらず喜んで受け入れる」が17%、「赴任先によっては喜んで受け入れる」が46%だった。昨年の回答と比較すると「赴任先にかかわらず喜んで受け入れる」は昨年の28%から11ポイント減少し、「拒否する」が13%から20%に増加した。

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「拒否する」が多い年代は40代

 年代別に見ると、「赴任先にかかわらず、喜んで受け入れる」が最も多いのは50代で26%。「拒否する」が多い年代は40代で、25%を占めている。「拒否する」と答えた人のコメントからは「家族での赴任を考えているため、治安などを考慮する必要がある」「(治安の悪い場所では)安心して働けないと思う」など、治安情勢に不安を感じていることがうかがえる。

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 「海外勤務の可能性がある会社を、転職先として選びますか」という質問には、総計の20%が「積極的に選ぶ」と回答。「積極的に選ぶ」の回答者を年代別に見ると、50代(24%)が最も多かった。この回答は、30代は14%、40代では20%で、年代が上がるにつれ「積極的に選ぶ」の割合が高くなっている。

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 「(海外勤務の可能性がある会社を)積極的に選ぶ」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、総計では「自分の成長にプラスになるから」(88%)がトップとなった。年代別の最多回答は、30代が「大きな規模のビジネスを手掛けたいから」(57%)、40代は「自分の成長にプラスになるから」(95%)、50代は「多様な文化的背景を持つ人と働きたいから」(75%)だった。

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 続いて「(海外勤務の可能性がある会社を)積極的に選ぶ」と回答した人に、転職して最も働きたいと思う国・地域を尋ねた。その結果、総計では「東南アジア」(30%)が1位。年代別では、30代は「北米・カナダ」(43%)、40代は「東南アジア」(35%)が最多、50代は「東南アジア」「ヨーロッパ」(同率31%)が多かった。

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