出産を経て復職後に転職した女性は約4割:キャリアニュース
エンジニア人材サービスのVSNが「女性の復職に関する調査」の結果を発表した。出産を経て復職し、その後転職した女性は約4割。また、「現在、希望通りの条件や環境で働けている」と6割近くの人が感じていることが分かった。
エンジニア人材サービスのVSNは2016年9月14日、「女性の復職に関する調査」の結果を発表した。調査対象は、出産を経て復職経験のある10〜40代の女性。そのうち871名から回答を得た。
出産〜育児休暇から復職後に転職をした経験があるかを尋ねたところ、全体の39.5%が「ある」と回答した。
転職した理由のトップ3は、「働きづらくなった」「仕事と育児の両立ができなくなった」「休職前のような働き方ができなくなった」となっている。
希望通りの条件や環境で働けている女性は62.3%
続いて、現在、希望通りの条件や環境で働けていると感じているかを尋ねた。その結果、「とても感じている」「どちらかといえば感じている」を合わせて、62.3%が「希望通りに働けていると感じている」と回答した。
「育児をしながら働く上で必要だと感じたもの」を尋ねた設問では、約4割が「幅広い人間関係」を挙げている。そのほか「コミュニケーションスキル」「専門能力」「資格」が挙がった。
復職後、収入がどうなったかについては、57.9%が以前よりも「下がった」と回答。年代別に比較すると、40代は5割近く、30代は約6割、20代では7割が「下がった」と回答し、世代で差が見られた。
また、「復職後、現在は時短で働いていますか」との質問には、45.1%が「はい」と答えた。
復職後、管理職として働いているかは、「はい」が18.7%、「いいえ」が81.3%という結果だった。
好ましい上司の性別は、「男性」が27.4%、「女性」が25.4%、「どちらでもよい」が47.2%を占めた。上司の性別は、あまり関係していないと言えそうだ。
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