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年間の有給取得日数――「5日以下」が約5割キャリアニュース

求人情報サイト「はたらこねっと」が、有給休暇についてのアンケート結果を発表。有給の取得日数は年間「6〜10日以上」が最も多かったが、「5日以下」も51%を占めた。また、有給取得の義務化法案立案について、知らなかった人が72%に上った。

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 ディップが運営する人材派遣の求人情報サイト「はたらこねっと」が、有給休暇取得についてのアンケートを実施。2016年8月2日にその結果を発表した。

 同サイトのユーザーで有給休暇が付与されている人を調査対象とし、そのうち902名から有効回答が寄せられた。

 過去1年の有給取得日数を尋ねたところ、「6日〜10日」が31%で最も多かった。一方、取得日数が「5日以下」という人が合わせて51%いた。その中には「0日」(14%)も含まれており、有給休暇を取得できている人と、できていない人で差が見られる結果となった。

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有給が取りにくい理由のトップは「上司、同僚が取らない」

 「有給休暇が取得しづらい理由」のトップは、「上司、同僚が有給を取らない」で36%だった。続いて「休暇を取ると仕事がたまり、余計に疲労が蓄積される」(32%)、「取得理由を詳細に伝えなければならない」と「嫌味を言われる」が同率で30%。有給を取得する際の何らかの精神的ストレスが、取得しづらさにつながっていることが分かる。

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 「有給休暇の義務化法案が立案されていた事は知っていますか」という質問では、「知らなかった」が72%を占めた。続いて、有給休暇の取得義務化に賛成かどうかを尋ねたところ、88%が「賛成」と回答した。強制力によって休みやすい環境が作られることを期待している人が多いと言える。

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 「賛成」と答えた人からは「(日本では)休んでいるのがいけないという風潮がある。有給も与えられた権利なのに」「家族や人間関係に費やせる時間がもっとあれば、気持ちの余裕ができて職場の利益にもつながる」などのコメントがあった。「反対」の人からは「(取得)時期を会社が決めることは変」「果たしてどれくらいの企業が実践するのか」などの意見が寄せられている。

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