ユーザーインタフェース機能を強化したプラント情報管理システムを発売:FAニュース
横河電機は、Webユーザーインタフェース機能を強化したプラント情報管理システム「Exaquantum R3.02」を発売した。X-Yプロット機能、トレンドコメント機能がWebブラウザでも使用できる。
横河電機は2016年7月13日、データ活用によるプラント操業の改善に向け、Webユーザーインタフェース機能を強化したプラント情報管理システム「Exaquantum(エグザカンタム) R3.02」を発売した。
Exaquantumは、石油・天然ガス、石油化学、鉄鋼、非鉄、電力、ガス、紙パルプ、食薬、水処理など、製造業全般に適用できるプラント情報管理システムだ。制御システムのデータをリアルタイムで収集・加工・保存し、操業管理/操業解析など、MES領域の業務アプリケーションに提供する。
今回発売されたR3.02は、これまで専用のクライアントソフトでのみ対応していた2つの機能がInternet Explorer/SafariのWebブラウザで使用可能になった。その1つがX-Yプロット機能で、データの相関関係をグラフ上に表示できる。もう1つのトレンドコメント機能は、参照しているトレンドデータへコメントを追記し、共有できる。動作環境として、Windows10にも対応した。
さらに、ユーザーのニーズに応じて、蓄積した大量のプロセスデータや操作履歴、アラームデータなどを関係付けて活用するアラーム管理を追加している。他に、プラントの安全/生産管理などのデータ活用コンサルティングサービスも用意した。
同社では、プロセスデータのリアルタイムでのデータベース化や蓄積したデータ同士の演算などによる加工、収集データのグラフィック/トレンド形式/スプレッドシートなどによる表示が可能になるとしている。
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