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サプライチェーンのプロが集結するAPICSカンファレンス:生産管理の世界共通言語「APICS」とは(6)(1/3 ページ)
グローバルサプライチェーンを運営していく上で“世界共通言語”とも見られている「APICS」を専門家が解説していく本連載。6回目は、例年秋に米国で開催されている、APICSの年次カンファレンスについて紹介する。
APICS年次カンファレンスとは
APICSとは、サプライチェーンマネジメント(以下、SCM)および生産管理の専門家の教育と資格認定を目的とした米国の非営利団体であることをまずおさらいしておく。加えて年に数回、世界各地で教育目的のカンファレンスを開催しているのだが、今回はその中で最大規模となる年次カンファレンスの様子を紹介する。併せて、なぜ筆者がAPICSおよびカンファレンスに関心を持つに至ったか、その動機を紹介する。
開催時期 | 9月末〜10月前半 |
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開催期間 | 3日間 |
参加費用 | 1500米ドル前後(会員割引、早期割引あり) |
開催地 | 米国主要都市 |
来場者 | 2000人前後 |
主な構成 | General session 基調講演 |
Educational session 教育セッション | |
Factory tour 会場付近の工場見学ツアー | |
Expo サプライチェーン関連のベンダーや教育機関の出展 | |
APICS 年次カンファレンス概要 |
APICSの年次カンファンレンスとは、一言で表すと、SCMの専門家が集まってサプライチェーンに関する最新情報を入手し、講師や参加者とのコミュニケーションを通じて各人の知識をブラッシュアップする場である。
例年9月末〜10月前半にかけて、米国各地の大都市で開催されている。直近の開催場所はニューオーリンズ、ラスベガスなど有数の観光地で、家族のバカンスを兼ねて来場する出席者もいる。出席者の国籍は北米中心で、他には南米、韓国、香港など。日本からは10人程度が参加している。職業は大学関係者と企業関係者で半々程度に分かれる。高額な参加費用にもかかわらず大学生も多数出席しており、後述するExpo会場で何人かの学生と会話したが、いずれも優秀と感じた。
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