AIに代替される仕事、されない仕事は:キャリアニュース
人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」が「AIに代替される仕事、されない仕事」についての調査結果を発表。AIに代替される業務が「あると思う」と76%が回答し、可能性のある職種として「一般事務」「経理」「コールセンター」が挙げられた。
エン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」は2016年5月9日、「AI(人工知能)に代替される仕事、されない仕事」についてのアンケート調査結果を発表した。
調査の対象者は、同サイトを利用している転職コンサルタント。そのうち160人から回答を得た。
10〜20年以内にAIに代替されて、なくなってしまう業務はあると思うかを尋ねたところ、76%が「あると思う」と回答した。
代替される可能性がある職種トップ3は
AIに代替され、なくなると考えられる職種を尋ねた設問では、「一般事務・アシスタント・秘書系」(35%)、「経理・財務・会計系」(32%)、「コールセンター」(30%)がトップ3となった。これらの職種には、共通して「ルーチン(決まったことをする)ワークだから」というコメントが寄せられている。ルールが定められた業務はAIの方が正確で素早く遂行できることから、代替される可能性がある職種として挙げられたようだ。
次に、「AIに代替されないであろう職種」を答えてもらったところ、1位が「経営者・COO・経営幹部」(81%)、2位「経営企画・事業企画系」(54%)、続いて「営業系」(43%)という結果だった。「経営者」を挙げた理由としては「単純作業ではなく決定権が求められる」「論理で割り切れない決定事項が存在するため」などのコメントが寄せられた。「経営企画」や「営業系」には、コミュニケーションや高度な判断が必要なためという理由が挙げられている。
「AIに代替されず、なくならないと考えられる業務を教えてください」という質問では、「相手の意図を汲み取り、臨機応変に対応する必要がある業務」(67%)、「新たな事業やサービスを企画する業務」(65%)、「他者とコミュニケーションを取りながら進める業務」(56%)といった回答が上位を占めた。これらの項目は「AIに代替されないであろう職種」にも共通している。
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