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求人広告の情報不足により応募を躊躇――求職者の56%が経験キャリアニュース

総合人材サービスのマンパワーグループが、求人情報についての調査結果を発表。求職者の56%が、募集内容の情報不足により応募をためらった経験があった。また4割以上が基本情報以外に「勤務時間」「残業時間」の情報を求めていることが分かった。

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 総合人材サービスのマンパワーグループは2016年3月17日、求人情報についてのアンケート調査結果を発表した。

 調査の対象者は、20〜59歳で過去5年以内に転職経験を持つ正社員の男女400人。

 まず、公開されている求人情報の内容が検討材料として不足していたために、応募をためらった経験があるかを尋ねたところ、56.0%が「ある」と答えた。求人情報の内容が少なく、入社後のイメージがしにくい企業は、検討時点で転職先候補の対象外になる可能性が高くなるようだ。

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求職者が求めている情報は「勤務時間」「残業時間」「昇給、昇格」

 次に、求人情報に掲載されている基本情報以外にどのような企業情報を希望するかを調査した。その結果、1位「勤務時間」(46.8%)、2位が「残業時間」(45.8%)、3位が「昇給、昇格」(44.0%)だった。

 「勤務時間」「残業時間」は、入社後のワークライフバランスをイメージしたり、長く働き続けられる企業であるかどうかを検討したりするのに重要な情報だ。また、「昇給・昇格」は、入社時点の給与や職種から、どのように昇給・昇格していくのかといった将来像を描く手掛かりとなる。さらに「離職率」や「会社の将来性・安定性」を知りたいという人も3割前後いた。

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 多くの求職者は、転職先を検討する際に「長く働き続けること」を前提とする。ワークライフバランスや会社の安定性、キャリアステップなどの情報が不透明であれば、その時点で応募をためらう可能性がある。

 求人広告における募集内容は、基本情報以外にも求職者が入社後の姿をイメージできるような幅広い情報を掲載しておく方が、より多くの応募者が集まり、結果として求職者と企業のマッチング確率も高まると考えられる。

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