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大手自動車の部品メーカーがグローバル拠点を統合するPLMを採用:製造IT導入事例
Arasは、大手自動車の部品メーカーであるユタカ技研が、グローバル拠点における製品ライフサイクル情報の統合および一元管理を行うPLMとして「Aras Innovator」を採用したと発表した。
Arasは2016年3月7日、大手自動車の部品メーカーであるユタカ技研が、グローバル拠点を統合するPLMとして「Aras Innovator」を採用したと発表した。ユタカ技研は、駆動系、排気系および制動系製品の設計開発から保守サービスまで、BOM(部品表)管理を中心に製品ライフサイクルに関する情報を統合する。
ユタカ技研は、ホンダグループをはじめとする大手自動車メーカー向けに、排気系、駆動系、制動系部品の開発・販売をする部品メーカー。自動車業界を取り巻く環境変化の中で、柔軟なカスタマイズ、容易なアップグレードおよびセキュアなコラボレーションを可能にし、グローバルなネットワークを強化するために、Aras Innovator導入を決定した。
Aras Innovator採用にあたっては、迅速なソリューション開発や、短期間・低コストでアップグレードができること、また、最小限の初期投資によりTOC(総保有コスト)が削減できることがポイントとなったという。
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