3D設計推進者から見た SOLIDWORKS World 2016:3D設計推進者の眼(7)(1/3 ページ)
機械メーカーで3次元CAD運用や公差設計/解析を推進する筆者から見た製造業やメカ設計の現場とは。今回は2016年1月31日〜2月3日に米国で開催された「SOLIDWORKS World 2016」について語る。
2016年1月31日〜2月3日(現地時間)、米国テキサス州ダラスで開催された米ダッソー・システムズ・ソリッドワークス(以下、ソリッドワークス)主催の年次ユーザーイベント「SOLIDWORKS World 2016」(以下SWW2016)に参加してきました。今回のSWW2016は、基調講演やSOLIDWORKSの最新情報を提供してくれるジェネラルセッション、事例や製品詳細情報の提供、ハンズオン(体験操作)を行うテクニカルトレーニングセッション、関連製品等の展示を行うパートナーパビリオンで構成されていました。
テクニカルトレーニングセッションは3日間で240セッションを超え、多くのユーザーが参加していました。
パートナーパビリオンには100を超える出展企業のブースが設けられ、また、SOLIDWORKSによるデザインの製品がPRODUCT SHOW CASEとして展示もされています。
また、ソリッドワークスユーザーグループ(ユーザー会)による「17th Annual SOLIDWORKS User Group Network(SWUGN)Meeting」や、ソリッドワークスに関わる人たちがユーザー、販売店、メーカーの壁を越えて一堂に集まるスペシャルイベント(パーティー)、ソリッドワークス認定資格であるCSWE(Certified SOLIDWORKS Experts)保持者のためだけのパーティー「the CSWE Event」なども開催されました。
4回目の参加となった今回も、技術情報満載のプログラムと、熱狂的なSOLIDWORKSユーザーが多数集まっていることに感動を覚えました。
基調講演の内容は、設計製造という枠にとらわれない、今後の技術トレンドを知るにはとても興味深いものでした。3D CADや3Dデータ活用のトレンドを学べたので、ソリッドワークスユーザーはもちろんですが、そうではなくても有意義な内容だったのではないかと思います。
SOLIDWORKSの一般的な情報は既に多くのメディアで取り上げられているので、今回は私の視点で、「おっ!」と思った製品情報や、イベント全体から感じたこと、パートナーパビリオンで興味をひかれた展示などについて報告します。
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