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36項目のアレルギー検査を同時に実施できる体外診断用医薬品を発売医療機器ニュース

日立化成は、36項目のアレルギー検査を同時に実施できる、同時多項目アレルゲン特異的IgE抗体測定試薬「マストイムノシステムズIV」を発売すると発表した。新たにトマト、モモ、アスペルギルスの3項目を追加した。

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 日立化成は2016年2月2日、36項目のアレルギー検査を同時に実施できる体外診断用医薬品(同時多項目アレルゲン特異的IgE抗体測定試薬)「マストイムノシステムズIV」を発売すると発表した。

 同社の「マストイムノシステムズ」は、スギやミルクなどのアレルゲンに対する特異的IgE抗体を測定する体外診断用医薬品。1989年の発売以来、アレルギー診断の補助手段として、測定結果が利用されている。

 今回発売するマストイムノシステムズIVは、従来品の項目にトマト、モモ、アスペルギルスの3項目が追加され、計36項目に対応した。近年増加しているPFS(花粉・食物アレルギー症候群)の原因とされる野菜・果物の項目を充実させ、同時に呼吸器内科に必要とされるカビの1種・アスペルギルスを追加した。これにより、医師に対してより多くの結果を提供できるという。

 36項目の内訳は、ソバ、コムギ、卵白、豚肉など食物系20項目と、スギ、ヒノキなど花粉系8項目、ハウスダストIなど環境系・その他8項目。一度の採血で測定でき、検査に必要とされる検体量は、最低で血清0.2mlとなっている。

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