タックルでも壊れない! 製造現場や建築現場向けのタブレット兼用PC:製造現場向け機器(1/3 ページ)
パナソニックは、過酷な現場でも使用可能な頑丈フィールドモバイル「TOUGHBOOK」の新製品として「CF-20」シリーズを発売する。従来のTOUGHBOOKシリーズの堅牢性を維持した一方で、ディスプレイ部分を着脱可能でタブレットとしても利用できることが特徴だ。現在堅牢PCの国内市場は4万台程度だが、2018〜2020年度には10万台程度まで押し上げることを目指す。
パナソニックは2015年12月21日、法人向けの堅牢PC「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズの新製品として、ディスプレイ部分を着脱可能でタブレットとしても利用できる「CF-20」シリーズを2016年3月下旬に発売する。価格はオープン価格だが、参考価格は税別30万円弱〜としている。
パナソニックでは1996年に堅牢PC「TOUGHBOOK」、2012年に堅牢タブレット「TOUGHPAD(タフパッド)」を展開するなど、堅牢性を持つ汎用モバイル端末に積極的に取り組んできた。機器として頑丈である一方で、大半の製品を生産し柔軟に製品スペックや生産量などを調整可能な神戸工場の技術力を強みに、特に欧米で市場を開拓してきた。
電力やガスのフィールドサービスなどの他、警察向けや病院向け、倉庫事業やロードサービス、自動車整備工場向けなどで導入を拡大してきた。累計出荷台数は400万台を突破しており「国内では年間4万台、海外では年間45万台程度の販売を続けている」とパナソニックAVCネットワークス社常務ITプロダクツ事業部 事業部長の坂元寛明氏は述べる。
坂元氏は「パナソニックのPC事業であるITプロダクツ事業部は、BtoBに特化し“人対人”で顧客の声を聞くことで成長してきた。特に経営者やIT部門だけでなく、現場の声を聞いて製品に反映してきた歴史がある。TOUGHBOOKもそうした声の中から生まれてきた。新製品も現場の顧客の、もっと軽く、薄く、使いやすくというニーズに応えたものだ」と語っている。
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