標的型攻撃の脅威を可視化する、エンドポイント型サイバー攻撃対策製品:製造ITニュース
トレンドマイクロは、エンドポイント型標的型サイバー攻撃対策製品「Trend Micro Endpoint Sensor」を発売した。企業ネットワーク内のセキュリティインシデントに対して、エンドポイント上での発見・調査・対応を迅速化する。
トレンドマイクロは2015年11月25日、エンドポイント型標的型サイバー攻撃対策製品「Trend Micro Endpoint Sensor」(以下、TMES)を発売した。巧妙化する標的型攻撃の脅威を可視化し、企業ネットワーク内で確認されたセキュリティインシデントに対して、エンドポイント上での発見・調査・対応を迅速化する。
TMESは、各エンドポイントにインストールされるエージェントと、それらのエージェントをコントロールするマネジャーソフトウェアで構成される。エージェントソフトは、記録したレジストリ・PCログイン時の権限情報変更などの各種アクティビティから、不審な脅威の兆候を早期に検知する。また、過去のアクティビティ情報やOpenIOCやYARAなどの情報を用いて、記録したアクティビティを検索することで、関連する攻撃動作の可視化を可能にした。
さらに、エンドポイント内で得た各種アクティビティ情報などを利用し、ネットワーク内のその他のエンドポイントへの影響範囲を迅速に把握。根本原因の追究や全容把握に向けた、追跡調査を支援するという。
今後は、2016年上期に機能を拡充する予定。同社の「Deep Discovery Analyzer」「Trend Micro Control Manager」「ウイルスバスター コーポレートエディション」などのセキュリティ対策製品と連携することで、検知からブロック・隔離などの対処がエンドポイントで実施可能になる。これにより、企業のネットワーク全体のセキュリティがより強固になるとしている。
参考価格は、1年間の100ライセンス購入時の使用許諾料が91万から(税別)。同社では、今後3年で10億円の売り上げを目指す。
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