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6社連合の国産AUTOSAR基盤ソフトが発進、「ボディ系はほぼカバー」ET2015

SCSKは、「組込み総合技術展 Embedded Technology 2015(ET2015)」において、車載ソフトの標準規格・AUTOSARに準拠する基盤ソフト(BSW)「QINeS-BSW」を紹介。現在ほぼ海外の企業が提供しているAUTOSAR BSWについて、国内のソフトウェア/ツールベンダーが国内顧客の要望を取り入れ、より機動的にサポートできることをうたう。

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「QINeS-BSW」のロードマップと提供するBSWの種類
「QINeS-BSW」のロードマップと提供するBSWの種類(クリックで拡大) 出典:SCSK

 SCSKは、「組込み総合技術展 Embedded Technology 2015(ET2015)」(2015年11月18〜20日、パシフィコ横浜)において、車載ソフトウェアの標準規格であるAUTOSARに準拠する基盤ソフトウェア(BSW)「QINeS-BSW(クインズ ビーエスダブリュー)」を紹介した。2015年10月から販売している製品で、現在ほぼ海外の企業が提供しているAUTOSAR BSWについて、国内のソフトウェア/ツールベンダーが、国内の自動車メーカーやサプライヤの要望を取り入れるとともに、より機動的にサポートできることをうたっている

 QINeS-BSWは、車載ソフトウェア関連事業を手掛ける国内の6社(SCSK、イーソル、豆蔵、ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ、キャッツ、未来技術研究所)が共同開発したAUTOSAR準拠のBSWである。6社は2014年11月にAUTOSAR関連事業を共同で推進することを目的にした戦略的業務提携を発表している(関連記事:日本発のAUTOSARソリューション実現に向け車載ソフト6社が協業)。QINeS-BSWはその提携を製品として形にしたものだ。

 現在のQINeS-BSWのバージョンは1.0で、AUTOSARのバージョンではR4.0.3に対応している。「AUTOSARのBSWは総計3000近くあるといわれている。QINeS-BSWのバージョン1.0ではAUTOSARの導入が進んでいるボディ系システムをカバーできる約300のBSWを用意した」(SCSKの説明員)という。

 AUTOSAR OSは、SCSKの子会社であるヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパンが新規に開発した。32ビットマイコンだけでなく16ビットマイコンにも対応している。展示では、ルネサス エレクトロニクスの16ビットマイコン「RL78」の開発ボード上で車載システムを動作させるデモンストレーションを披露した。

「QINeS-BSW」を組み込んだ「RL78」の開発ボードを用いた車載システムのデモンストレーション
「QINeS-BSW」を組み込んだ「RL78」の開発ボードを用いた車載システムのデモンストレーション(クリックで拡大)

 今後QINeS-BSWは順次バージョンアップしていく予定。バージョン2.0ではAUTOSARのR4.2への対応と、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転技術関連のBSWの追加、バージョン3.0ではR4.3への対応と、コネクテッドカーに求められる通信関連のBSWの追加を予定している。バージョンアップのサイクルは「半年に1回が目標」(同説明員)である。

 なお、QINeS-BSWの他、開発ツールの「QINeS-Tools」、プロセス標準のテンプレートとなる「QINeS-Process」、教育・活用支援サービスの「QINeS-Style」、ECU開発支援や機能安全プロセスのコンサルティングを行う「System-Integration」なども提供する。これら「QINeS」の製品・サービスは6社がそれぞれ開発・提供するが、販売窓口はSCSKに一本化する。

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