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「地域の人の誇りに」大田区の町工場から始まる町づくりおおたオープンファクトリーとは(前編)(2/4 ページ)

町工場を観光資源として考える理由やオープンファクトリーを開催するまでの経緯、関連する取り組みや将来像などを関係者に聞いた。

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大田区の観光資源は何か?

 現在おおたオープンファクトリーは定期イベントとして多くの来客者を集めながら成長し続けている。大田観光協会 事務局長の栗原洋三氏も「ここまで大きくなるとは思っていなかった」と言う。この活動の発端は、7年前に栗原氏が町工場のバスツアーを実施したことに始まる。


大田観光協会 事務局長の栗原洋三氏(左)と横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 准教授の野原卓氏(右)、くりらぼ多摩川にて。

 栗原氏は大田区の観光の目玉を考える中で、「水辺」と「モノづくり」だという結論に行き着いた。そこで地元の水辺や町工場をめぐるツアーを企画した。本物の町工場を職人と直接対話しながら見ることができるツアーは好評で、開催するたび応募枠は一杯になったという。

 だが一方で、町工場にとっては負担が大きかった。人数が少ないなか工場を開ける上、直接ビジネスにはつながらない。「急な仕事への対応があると開催を取りやめざるを得ないなど、続けることが難しくなり、一度は諦めて中断していた」と大田観光協会 事務局の荻荘千恵氏も言う。


大田観光協会 事務局の荻荘千恵氏、くりらぼ多摩川にて

 だが、大田区の特色が町工場であることは間違いない。そこで栗原氏は、大田区の町工場の魅力や観光資源としての可能性をあらためて洗い出そうと、首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 観光科学域 准教授の川原晋氏および助教の岡村祐氏に調査を依頼した。その後、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 准教授の野原卓氏も加わって調査が行われた。


首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 観光科学域 助教の岡村祐氏

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