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「Fusion 360」でミニ四駆の細部を表現してみよう!無償3次元CADによる「ミニ四駆」ボディ設計講座(5)(1/5 ページ)

タミヤの「ミニ四駆」を題材に、無償3次元CADでミニ四駆の“オリジナルボディ”を3Dモデリングし、3Dプリンタで出力するまでを解説する連載。第5回ではタイヤ周りの「ホイールハウス」を中心に、ミニ四駆の細部を表現していく。

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 前回お届けした連載第4回では、ボディの大まかな形状を作成しました。

 今回からは、詳細形状を作り込んでいきます。ここでも操作の基本となる機能は[Edit Form(フォームを編集)]です。加えて、フェースを細分化する機能を活用していきます。

タイヤ周りの「ホイールハウス」を作る

 まず、「ホイールハウス」と呼ばれるタイヤ周りの形状を作っていきましょう。

 最初に図1のように[Edit Form(フォームを編集)]機能により、頂点をZ方向に2mm移動します。

図1 頂点の移動
図1 頂点の移動(クリックで拡大)

 次に、エッジを挿入してフェースを分割します。[MODIFY]−[Insert Edge(エッジを挿入)]機能を使用します。図2のように3本のエッジをベースに、左側へ新規エッジを挿入してください。

エッジの挿入(1)エッジの挿入(2) 図2 エッジの挿入(クリックで拡大)

 前輪部分のホイールハウスを作成するために[Edit Form(フォームを編集)]で新しいフェースを作成します。前回紹介した通り、[Alt]キーを同時に押しながらドラッグで移動させて、新しいフェースを作成してください。図3の通りに、6つのフェースを対象としてX方向に3mm移動します。

図3 フェース作成
図3 フェース作成(クリックで拡大)

 作成されたフェースのうち、下部の2フェースは不要なので削除します(図4)。

不要なフェースの削除(1)不要なフェースの削除(2) 図4 不要なフェースの削除(クリックで拡大)

 最も外側に位置するエッジ(3つ)を、正面のフェース群の形状に沿うようにY方向へ3mm移動させます(図5)。

図5 前輪ホイールハウス前部エッジの移動
図5 前輪ホイールハウス前部エッジの移動(クリックで拡大)

 前輪ホイールハウスの形状を調整するために、図6のようにエッジとフェースをY方向に移動します。

前輪ホイールハウス後部のエッジとフェースの移動(1)前輪ホイールハウス後部のエッジとフェースの移動(2) 図6 前輪ホイールハウス後部のエッジとフェースの移動(クリックで拡大)

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