発生・測定精度が向上した単機能プロセスキャリブレータ3機種を発売:FAニュース
横河メータ&インスツルメンツは、単機能プロセスキャリブレータ「CA300」シリーズ3機種を発売した。差圧・圧力伝送器、信号変換器、調節計、温度伝送器、温度センサーなど、各種計装機器の校正・点検に対応する。
横河メータ&インスツルメンツは2015年11月6日、単機能プロセスキャリブレータ「CA300」シリーズを発売した。ラインアップは、電圧・電流キャリブレータ「CA310」、熱電対キャリブレータ「CA320」、測温抵抗体キャリブレータ「CA330」の3機種。差圧・圧力伝送器、信号変換器、調節計、温度伝送器、温度センサーなどの計装機器の校正・点検に対応する。
シリーズのうちCA310は、制御ループチェックと機器の動作確認に機能を特化したプロセスキャリブレータとなる。同社従来製品「CA11E」の3倍に相当する誤差±0.015%rdgで、電流・電圧の発生・測定ができる。HART通信とBRAIN通信に対応した。
CA320は、熱電対の点検・校正に機能を特化。従来製品「CA12E」の3倍に相当する誤差±0.5℃で熱起電力の発生とセンサーの出力を測定できる。JIS/IEC/DIN/ASTM/GOST-Rの熱電対に対応し、これらで規定される16種類の熱電対の点検・校正を可能にした。
CA330は、機能を測温抵抗体の点検・校正に特化し、従来製品「CA12E」の2倍に相当する誤差±0.3℃で、抵抗値の発生とセンサーの出力測定ができる。JIS/IEC/GOST-Rに対応するため、これらで規定される14種類の測温抵抗体の点検・校正が可能。加えて、2線式/3線式/4線式の測温抵抗体にも対応している。
FAメルマガ 登録募集中!
FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- EV/HEVが“主役”に、充電器や試験装置も登場
第2回目を迎えた『国際カーエレクトロニクス技術展』が、2010年1月20日から22日まで東京ビッグサイトで開催された。今回は『EV・HEV駆動システム技術展』が併催となり、EV/HEVの勢いが強く感じられるものとなった。本リポートでは、両展示会で特に目を引いた展示を紹介する。 - モノづくりインフラを支える技術たち・その2
2009年6月24日から26日までの3日間、東京ビッグサイトにて「第20回 設計・製造ソリューション展(以下、DMS展)」が開催された。本稿では、出展企業各者の中から注目すべき製品を紹介する。 - 制御システムセキュリティを世界で主導、世界初のCSMS国際標準認証が始動
標的型攻撃などが活発化する中、制御システムを守るために企業運営の面から対策する制御システムセキュリティマネジメントシステム(CSMS)認証制度が始動した。同認証は、国際標準規格である「IEC62443-2-1」に準拠。認証制度が本格始動したことにより、三菱化学エンジニアリングと横河ソリューションサービスが、世界で初めて同認証を取得している。 - 組込みシステム開発技術展に見る最新事情
組み込みの「いま」が凝縮された展示会、ESEC。3日間にわたって会場を回って集めた各社の最新製品や動向をお伝えする