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ハイエンド流体解析ツールが計算流動学に対応CAEニュース

ハイエンドCFD(数値流体力学)ソフトウェア「STAR-CCM+」の最新版v10.06は計算流動学に対応し、粘性や粘弾性を考慮した解析が可能だ。

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 米CD-adapcoは2015年10月28日(現地時間)、ハイエンドCFD(数値流体力学)ソフトウェア「STAR-CCM+」の最新版v10.06を発表した。これまでのリリースと同様、v10.06でもCD-adapcoのユーザーフォーラム「IdeaStorm」に投稿された多くの新機能や機能要望に配慮したという。

 同製品では新たに計算流動学に対応し、粘性や粘弾性を考慮した解析が可能だ。例えば、パン生地食品などの静的ミキサー内の流れ、練り歯磨きやシャンプーなどの容器の中身の流れ、スラリーポンプのくみ上げ、押し出し成形などの解析に対応するという。同機能はv10.04から実装された計算固体力学の有限要素法(FEM)と同じフレームワークで構築した。


STAR-CCM+ v10.06で実装された計算流動学を示すポリマー押し出し事例

 また同製品ではSTAR-CCM+のインタフェースで、双方向の流体・構造連成の実行(強連成)が可能だ。STAR-CCM+で得られる熱負荷から生じる熱応力と熱ゆがみも計算できる。

 さらに同製品では手動のサーフェス修正ツールのインタフェースを刷新。三角形要素で構成されたサーフェスの手修正のための環境を整備した。またモデルの準備は従来機能より少ないクリックで行え、エラーの種類と位置の特定がより簡易になったという。

 ほか同製品ではパーツベースインタフェース、詳細CADモデルの簡略化プロセス自動化機能など新たに実装した。

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