ERPとのデータ連携を容易にするiPaaSを提供開始:製造ITニュース
NECは、セールスフォース・ドットコムのSaaSとForce.com上のカスタムサービスをERP連携する、iPaaS「Enterprise Gateway」の提供を開始した。セールスフォース・ドットコムとの連携を強化し、同サービスをグローバルに販売する。
NECとNECソリューションイノベータは2015年10月7日、セールスフォース・ドットコムのSaaSサービスおよびForce.com上のカスタムサービス(以下、Salesforce)と、ERP連携を容易にするiPaaS(integration PaaS)「Enterprise Gateway」の提供を開始した。
NECでは、2008年にSalesforceのSaaS再販を開始して以来、CRM、コールセンター、環境データ管理などの領域でセールスフォース・ドットコムと連携してきた。今回、セールスフォース・ドットコムとISVforce契約を締結することで、その関係を強化。Lightning Connect対応製品提供パートナーとして、ERP連携機能に優れたEnterprise Gatewayをグローバルに販売していく。
Enterprise Gatewayは、アプリケーションインタフェースを持つERPとの連携において、ERPに変更を加えることなく、ERPのインタフェースとのデータ連携オブジェクト(データ格納領域)を自動生成できる。このため、Salesforce側から自動生成したオブジェクトにアクセスすることで、ERPとのデータ連携ができる。
また、ERPのアプリケーションインタフェースの仕様を変更する際も、連携オブジェクトを再度自動生成するため、短期間・低コストで連携開発・保守対応が可能になるという。
同サービスは、セールスフォース・ドットコムのシステム連携ソリューション「Salesforce1 Lightning Connect」に対応するサービスとして、同社が販売を推奨する。また、セールスフォース・ドットコムが運営するECサイトを通じて、グローバルに提供。これにより、ユーザーは短期間・低コストで、フロントエンドシステムと基幹システムの連携が可能になるとしている。
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