富士ソフト「AUTOSAR開発体験キット」に「COMスタック編」、ET2015に展示:ET2015 開催直前情報
2015年11月18〜20日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2015/IoT Technology 2015」。TOPPERSプロジェクトのブースには富士ソフト「AUTOSAR開発体験キット」の最新版として、複数ECUの開発体験ができるキットが展示される。
2015年11月18〜20日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2015/組込み総合技術展(以下、ET2015)」「IoT Technology 2015」が開催される。
ET2015の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2015/IoT Technology 2015の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。
本稿ではTOPPERSプロジェクトのブースに出展される、富士ソフトの展示内容について紹介する。同社は前回のET2014にてAUTOSARの初歩を学習できる「AUTOSAR開発体験キット」を出展、好評を得たことから、現在の開発体験キットを「基本編」とし、新たに「COMスタック編」を追加する。
「基本編」は1つのECUで動作するアプリケーションを対象としていたが、実際の車載システムでは複数のECUが協調動作することが一般的であり、新たに追加される「COMスタック編」では2つのECUをまたぐアプリケーションを題材に、2つのボードをCANケーブルで接続してAUTOSAR開発を体験できる。
同社は1980年代から車載システム開発に携わっており、2011年からは名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)でのコンソーシアム型共同研究に参画し、TOPPERS OSのAUTOSAR対応(TOPPERS/ATK2)研究開発を進めてきた実績を持つ。また、NCESの成果を基に設立された、AUTOSAR準拠の車載ECU向けソフト開発を手掛けるベンチャー企業「APTJ」についても積極的に取り組む方針だ。
会場に「AUTOSAR開発体験キット」を展示することで、同社では「TOPPERS/APを動かしてみたい」「低コストでAUTOSARを使った開発がしたい」「AUTOSARに関するまとまった情報がほしい」といったリクエストに応えたいとしている。
Embedded Technology 2015/IoT Technology 2015
展示会名 | Embedded Technology 2015/IoT Technology 2015 |
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会期 | 2015年11月18日(水)〜20日(金) |
時間 | 10:00〜17:00(20日(木)のみ18:00終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
公式サイト | http://www.jasa.or.jp/expo/ |
TOPPERSプロジェクト ブースNo. | F-32 |
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