「JINS MEME」がついに発売、田中社長「全ての眼鏡にセンサーを搭載したい」:専用アプリも充実(1/2 ページ)
ジェイアイエヌは、まばたきや視線移動を感知する3点式眼電位センサーと6軸センサーを搭載する「JINS MEME」の製品発表会を行った。2モデルの発売で、専用アプリも充実している。
ジェイアイエヌは2015年10月14日、東京都内にて「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の製品発表会を行った。JINS MEMEは、まばたきや視線移動、体の動きを検出するセンサーが搭載された“センシング・アイウェア”だ。3点式眼電位センサーと6軸センサー(加速度/ジャイロセンサー含む)を搭載する「JINS MEME ES」(税別価格:3万9000円)と6軸センサーのみを搭載する「JINS MEME MT」(税別価格:1万9000円)の2モデルを、全国JINSショップのうち38店舗とJINS MEME オンラインショップで展開する。販売開始は2015年11月5日。
「JINS MEME ES」は、ウエリントンタイプの一般向けモデルだ。まばたきや視線を感知する3点式眼電位センサーを備え、Bluetoothを使用してスマートフォンの専用アプリ「JINS MEME App」と連携することによって、眼の動きから心理状態・生理状態を分析することができる。6軸センサーを搭載しているため、体軸を検出でき、歩き方の正しさや姿勢の良しあしなども判定可能だ。アプリ内では、心理状態を「アタマ年齢」、体の状態を「カラダ年齢」という独自の指標をもって表現し、ユーザーにさまざまなアドバイスを行う。
専用アプリ「JINS MEME App」の画面。集中/活力/落ち着きの各パラメーターを総合し、心の状態を表示する「マインド」タブ(左)と活動量/姿勢/安定性から体の状態を知らせる「ボディ」タブ(右)(クリックで拡大)出典:ジェイアイエヌ
また、自動車の運転中に用いる専用アプリ「JINS MEME DRIVE」にも対応しており、運転中に“眠い”と推定される眼の動きを検出し、3段階のレベルでユーザーにアラートを出すことができる。「居眠りに起因する交通事故の損失額は約2兆円といわれており、開発時に一番需要があったアプリ」(ジェイアイエヌ JINS MEME グループ開発責任者の井上一鷹氏)。
専用アプリ「JINS MEME DRIVE」画面。まばたきから眠気を判断し、危険な場合はアラートで知らせる(左)。走行時間と位置情報に、まばたきの情報をひもづけ、タイムラインで閲覧も可能(右)(クリックで拡大)出典:ジェイアイエヌ
「JINS MEME MT」は、スポーツサングラスタイプの運動向けモデルだ。3点式眼電位センサーは備えておらず、6軸センサーのみを搭載している。専用アプリの「JINS MEME RUN」に対応しており、ランニング時のフォームのぶれや、ペースの変化を記録することが可能だ。2016年1月には、体幹のレベルを判定し、トレーニングメニューの提案などを行う機能を持つ専用アプリ「JINS MEME CORE TRAINING」をリリースする予定である。
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