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「マイルドハイブリッド」の復権オートモーティブ メルマガ 編集後記

今後のハイブリッドシステムのメインストリームになるかもしれません。

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 この記事は、2015年9月1日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


「マイルドハイブリッド」の復権

 スズキが2015年8月26日に発表した新型「ソリオ」には、ハイブリッド車が設定されました。このハイブリッド車のハイブリッドシステムは、同社の軽自動車に広く採用されている「S-エネチャージ」と構成はほぼ同じで、モーターの出力だけ約1.5倍の2.3kWになっています。

 そしてこのハイブリッドシステムの名称は、S-エネチャージではなく「マイルドハイブリッド」となっているのです(関連記事:新型「ソリオ」のマイルドハイブリッドはモーター出力1.5倍、燃費は27.8km/lに)。

 このマイルドハイブリッドという言葉には、「非力なハイブリッドシステム」という烙印(らくいん)が長らく押されていました。今回、スズキが“マイルドハイブリッド”を広報文や広告などに使っているのを見ると隔世の感があります。

 ハイブリッド車の歴史で最初にマイルドハイブリッドという言葉を使ったのはトヨタ自動車でしょう。2001年8月に発売した、トヨタマイルドハイブリッドシステム「THS-M」を搭載した「クラウン マイルドハイブリッド」で使用しています。

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