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立体物の商品を自動検品する「画像・重量検品ソリューション」製造ITニュース

NECは、画像認識技術を活用し、食品・飲料品・医薬品など立体物の自動検品ができる「画像・重量検品ソリューション」を発売した。出荷検品業務の効率が向上するとともに、品質確保も図れるという。

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 NECは2015年7月23日、業界で初めて画像認識技術を活用し、食品・飲料品・医薬品など立体物の自動検品を可能とする「画像・重量検品ソリューション」を発売した。

 新ソリューションは、同社独自の高速・高精度な画像認識技術と重量計を活用し、検品対象の商品をあらかじめ登録した商品の画像・重量情報と照合することで、商品の品目と数量を瞬時に特定する。これにより、バーコードなどの商品識別情報や人手による目視確認がなくても自動で正誤の確認が可能となり、物流現場の出荷検品業務の効率が向上するという。

 特長は、パンフレット・マニュアルなどの平面物に加え、食品・飲料品・医薬品などの立体物の複数商品を一括で検品できること。画像の一部の隠れ・はみ出し・反射・傾斜・湾曲があっても照合・認識が可能だ。同時に、作業台に設置した重量計で、計測した商品の総重量とあらかじめ登録した商品の重量情報を照合し、商品の過不足を確認する。これにより、バーコードなどの商品識別情報や人手による目視確認がなくても自動で正誤が判別できる。画像を保存して出荷内容の確証とすることも可能だ。

 物流現場の検品業務に関しては、人手による目視確認が多く、類似品の誤認識を防ぐために二重三重で読み合わせ検品をしているケースもある。同ソリューションは、商品表面に特徴が少ない、違いのほとんどない商品が複数存在するなど画像認識に適さない商品に関しては、画面上に商品の画像とチェックポイントを表示。目視検品の効率や精度向上をサポートするという。

 価格は、検品ユニット5台の場合で5000万円(税別)。2015年度第4四半期に提供を開始し、販売目標は今後3年間で50社としている。

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