2015年の新入社員、3人に1人が社会人になっても「想像より厳しくない」:キャリアニュース
2015年4月入社の新入社員は、社会人になったことで61.4%が厳しさを感じていたものの、35.6%が「想像していたよりも、厳しくなかった」と回答。前年の29.2%から6.4ポイント増となった。
マイナビは2015年7月30日、4月入社の新入社員1382人を対象に6月末から実施した「2015年マイナビ新入社員意識調査〜3カ月後の現状〜」の調査結果を発表した。社会人になっても「想像よりも厳しくなかった」と感じる新入社員が、前年より増えているようだ。
同調査ではまず「この会社に入社してよかった!と思ったことはありますか」と質問。89.3%が「はい」と答えた。そう思ったのはどんな場面かと尋ねたところ、「上司や先輩に恵まれたと感じた時」との回答が49.5%と最も多くなった。
続いて「社会人になってどう感じましたか」と社会に出た感想を尋ねたところ、「想像していたよりも、厳しかった」(18.9%)、「想像していた通り、厳しかった」(42.5%)と新入社員の61.4%が社会で働くことの厳しさを感じていることが分かった。
ただし一方で、35.6%が「想像していたよりも、厳しくなかった」と回答している。これは前年の29.2%から6.4ポイント増。2年前と比べても3.5ポイント増という結果になった。
さらに社会人になって「厳しかった」と感じた新入社員だけを対象に、「厳しかった」場面を質問。その結果は、「能力・スキル不足を実感した時」(71.7%)、「仕事内容が困難だと感じた時」(34.6%)、「人間関係の困難さを感じた時」(31.3%)という順になった。
こうした結果を受けてマイナビでは、2015年の新入社員が「人間関係などの職場環境よりも、仕事内容に対して厳しさや難しさを実感している」とコメントしている。
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