電動スクーターとガソリンスクーターの価格差は1万円、ヤマハ発動機「E-Vino」:電気自動車(1/2 ページ)
ヤマハ発動機は、電動スクーター「E-Vino(イービーノ)」を2015年8月20日に発売する。税込み価格は23万6520円だが、政府から得られる「クリーンエネルギー 自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)」の2万円を差し引くと21万6520円となり、ベース車のガソリンスクーター「ビーノ モルフェ」と約1万円差になる。
ヤマハ発動機は2015年7月29日、電動スクーター「E-Vino(イービーノ)」を同年8月20日に発売すると発表した。原付1種スクーター「Vino(ビーノ)」がベース車となっている。税込み価格は23万6520円だが、政府から得られる「クリーンエネルギー 自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)」の2万円を差し引くと21万6520円となり、ベース車の「ビーノ モルフェ」の税込み価格20万5200円と約1万円差となる。年間販売目標台数は1500台。
E-Vinoは、2002年発売の「Passol(パッソル)」、2005年発売の「Passol-L」と「EC-02」、そして2010年発売の「EC-03」に次ぐ、同社のエレクトリックコミューターの第4弾モデル。「東京モーターショー2013」でコンセプトカーを出展した後、2014年末から台湾で販売を始めていた。
「東京モーターショー2013」で展示されたコンセプトカー「EVINO」(上)。EVINOの下にあるのは、EVINOの電動システムをモジュール化して搭載した、子ども向け入門バイクの提案モデル「EKIDS」(クリックで拡大)
都市部に生活拠点を持ち、駅までの移動や買い物など半径5km圏内を用途とする女性層とアダルト層、およびガソリン補給を煩わしく感じるユーザーをターゲットに開発された。デザイン面でも、ビーノと同様に、カジュアル志向の10〜20歳代前半の女性層に似合うボディカラーを設定するなどしている。
なお、ヤマハ発動機によると、国内の電動二輪車の市場規模は、環境保全機運の高まりや新規参入企業による製品投入もあって、2014年時点で年間約6000台まで拡大しているという。
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