ヒートシンクで超暑がりなおじさん記者の熱対策してみた:サーモグラフィと流体解析で検証&町工場訪問(2/6 ページ)
寒さにはめっぽう強いけど、暑さには非常に弱いおじさん記者の熱対策をヒートシンクでしてみました。強制空冷は何だかかわいそうなのでやめておきました。暑がりの熱対策のポイントは足でした。
サーモグラフィで検証
今回使用したのは日本アビオニクスの赤外線サーモグラフィカメラ「InfReC R300SR」です。オートフォーカスで、ホームビデオカメラ感覚で誰でも簡単にサーモグラフィ画像が撮れます。例えば、製造業界では金型温度の検証、建築・土木業界では構造物の非破壊検査で使われています。それ以外の業界でもさまざまな事例があります。
さて早速、R300SRによる画像で畑記者の表面温度を見ていきます。
画像の色分けは「赤けりゃ暑い、青けりゃ冷たい」ではなく、相対的な指標なので、比較対象がいないとよく分かりません。そこで、わりと寒がりのEE Times Japanの村尾麻悠子記者と一緒に映して、サーモグラフィを見てみましょう。
この画像を見る限りでは、畑記者の身体に異常な温度分布は特に見られません……。ところがその後、特異的な部分があることが分かりました。
それは足です。明らかに畑記者の足だけが異様に熱いのです。比較画像に出てきている2人は靴を脱いだばかりで、畑記者は靴を脱いで1時間ほどクールダウンした後(でもクールダウンできていない)。だから、いつも裸足なんですね。
さて、しばらく畑記者に快足ボードに足を乗せて過ごしてもらいました。「ひんやりして気持ちがいいですね!」と喜んでいました。
以下は乗せた直後のサーモグラフィ画像です。画像を見ると、足の温度は33〜35度くらい、快足ボードは28度くらいのようです。
約3分後、さっそく快足ボードに熱が逃げていることが分かります。快足ボードの温度は30度くらいです。
30分後、快足ボードは32度くらいになっていました。足の熱が順調に逃げています。
しかし足については温度に大きな変化はありませんでした……。快足ボードが接している足の裏についても同様でした。うーん、畑記者の足から発する熱が多すぎるのか……。
熱を吸収した快足ボードは数値上では何だか生暖かそうですが、畑記者いわく、ひんやりと感じられるとのことでした。
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