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マレーシアにハイシリカゼオライト製造設備を新設、生産能力は約40%増に工場ニュース

東ソーは、合成ゼオライトの1種であるハイシリカゼオライト(HSZ)の製造設備を、マレーシア・トレンガヌ州に新設する。2017年半ばに商業運転を開始し、全体の生産能力は現在の約4倍に増加するという。

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 東ソーは2015年4月21日、合成ゼオライトの1種であるハイシリカゼオライト(HSZ)の製造設備を、マレーシア・トレンガヌ州に新設すると発表した。

 HSZは、自動車排ガス浄化触媒や揮発性有機化合物(VOC)の吸着除去剤、石油精製・石油化学の触媒として使用されている。特に、自動車排ガス浄化触媒向けは、日・米・欧の排ガス規制の強化に伴い、需要が拡大しているという。

 同社では現在、国内の南陽事業所(山口県周南市)、四日市事業所(三重県四日市市)で同製品を生産。自動車排ガス浄化触媒や石油精製・石油化学触媒向けなど、世界で販売を行っている。今回、日・米・欧の需要に加え、今後アジアでの需要が見込まれることから、新たな海外生産拠点の設置を決定した。

 投資額は約110億円で、2015年4月に着工し、2017年半ばに商業運転を開始する予定。工場の新設により、全体の生産能力は現在の約40%増になるという。

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