人感センサーで留守宅を監視!電気の気持ちになって回路を考える:アイデア・ハック!! TWE-Liteで家庭内M2M計画(6)(2/4 ページ)
無線内蔵マイコン搭載モジュール「TWE-Lite DIP」で「庭内M2M」を目指すこの連載、今回は、人感センサーを使って、留守中に訪問者があったことを監視するシステムを試作します。
ブレッドボードで回路を組もう!
今回は子機側に、TWE-Lite以外に3つのICを使用しました。使用した部品を示します(画像2、表1)。
連載5回目の「絶対に飛び起きる目覚ましシステム」で使用したIC「74HC74」の他に、「74HC14」と「74HC123A」を追加しました。どんな風に使っているのか、まずは回路図と部品配置図を見てみましょう。(画像4、5、6)
ICが増えると、回路図を一目みただけでは、この回路がどんな働きをするのかが分からなくなりますね。子機のメイン部分は、人感センサーの出力から74HC74を通って、DI1に信号を送るところです。DI1にHIGHの信号が届くためには、2つのトリガーが必要です。
すなわち
- 1) 人感センサーが反応した
- 2) 人感センサーが反応後、10秒間経過。まだ人感センサーが反応している
の2点です。
他の部分は、見えない電気を可視化するためのLEDやICを守るための回路です。回路の解説は後回しにして、ブレッドボード上で回路を作成してみましょう。実際にブレッドボードへ部品を実装したのが画像6と画像7です。
配線ができたら、動作テストをしてみましょう。
人感センサーが人を検知すると、タイマーがスタートします。10秒後にタイマーがストップし、このときにまだ人がいれば親機側のLEDが光ります。人感センサーが検知しても10秒以内に立ち去れば、親機のLEDは光りません。
電源を入れたとき、人感センサーが安定していないため、親機側のLEDが点灯する場合があります。その場合は、親機に搭載されているスイッチでリセットしてください。
ちなみに、子機のそばで親機を操作していると人感センサーにキャッチされて、緑と赤のLEDが光ります。バグではありません。ちゃんと動作している証です。
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