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マレーシアに部品表面処理工場を設立、航空機部品製造事業へ参画工場ニュース

豊田通商と旭金属工業は、航空機部品の表面処理加工を行う事業会社「Asahi Aero Malaysia SDN BHD.」をマレーシア・セランゴール州に設立した。アジアの航空機産業分野でバリューチェーンの構築を目指す。

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 豊田通商は2015年03月27日、航空機部品製造を手掛ける旭金属工業と、航空機部品の表面処理加工を行う事業会社「Asahi Aero Malaysia SDN BHD.」(以下、AAM)をマレーシア・セランゴール州に設立したと発表した。同年10月に生産を開始する。

 航空機部品は、Nadcapなどの高基準の認証取得が必要とされ、参入が難しい産業とされている。日本のTier2クラスの航空機部品メーカーは、それらの認証を取得しているが、海外進出が遅れているのが現状だという。

 今回設立されたAAMは、資本金183億6000万MYR(600百万円)で、豊田通商が49%、旭金属工業が51%出資する。従業員数は設立時17名で、随時増員する予定。

 日本初のNadcap認証サプライヤーで、航空機部品表面処理加工分野で実績と技術力を持つ旭金属と、豊田通商のネットワークを生かし、現地部品メーカーの表面処理工程を担うことで、アジアの航空機産業分野でバリューチェーンの構築を目指すという。

 豊田通商では今後、AAMの表面処理工程を軸に、日本国内外の航空機部品製造メーカーと連携して航空部品の工程の一括受注を目指す。さらに、欧米などの他地域での事業化検討も進めるとしている。

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