ニュース
独DMG MORI SEIKI AGを連結子会社化、株式保有比率が50.81%に:製造マネジメントニュース
DMG森精機は、ドイツのDMG MORI SEIKI AGに対する公開買付けを開始し、同社の株式保有比率が50.81%になったことを発表した。これによりAGは、同社の連結対象会社となる。
DMG森精機は2015年3月31日、ドイツのDMG MORI SEIKI AG(以下、AG)に対する公開買付けにより、同社の株式保有比率が50.81%になったことを発表した。
同社では、2015年1月22日付でAGに対する公開買付けの実施を発表。同年2月11日(ドイツ時間、以下同)から公開買付けを実施し、3月25日の買付期間終了時には応募株式数801万6400株(10.17%)と公開買付け公表後の個別売買による株式数1285万4876株(16.31%)を取得した。
これらを合算すると、同社の株式保有比率は50.81%となり、当初の目標保有比率50%プラス1株に達したことになる。これによりAGは、応募のあった株式の決済を経て、同社の連結対象会社となる。
さらに今後、ドイツの有価証券取得買付法に基づき、2015年3月31日から4月13日までの追加買付け期間が開始。同社では、同年4月16日にその結果を公表する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 足し引き自在で効果は無限大! 金属3Dプリンタと切削加工の複合機投入が本格化
「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2014)」で大きな見どころの1つとなったのが、工作機械と金属3Dプリンタの複合機だ。金属を「足す」3Dプリンタと金属を「引く」切削加工機が組み合わさることでモノづくり現場にどういう価値をもたらすのだろうか。 - アップルVSサムスン訴訟を終わらせた日本の工作機械の力
知財専門家がアップルとサムスン電子のスマートフォンに関する知財訴訟の内容を振り返り「争う根幹に何があったのか」を探る本連載。最終回となる今回は、最終的な訴訟取り下げの遠因となった「新興国への技術移転」の問題と「なぜ米国で訴訟取り下げを行わなかったのか」という点について解説します。 - まだあるよ。加工屋泣かせの形状コレクション
そのアンダーカットの形状、どうしても切削加工ではないとダメ? 5軸加工すればいいかもしれないけど……。 - 自分が欲しい物を作るためにコストと時間を惜しみなくかけた卓上CNCフライス開発
オリジナルマインドの設計者が、鋼材も削れる卓上CNCフライス新製品「KitMill AST200」の開発秘話を明かした。同社創業時のエピソードも紹介する。